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真実3 生活に支障があっても、家族が巻き込まれても、当然?

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真実3

摂食障害という病気は、個人の生活に、あるいは、家族全体の生活に大きな健康上の影響を与えます。

 

摂食障害という病気は、ある人の頭の中が、

摂食障害という病気、考え方に、

ハイジャックされたような状態です。

毎日の生活の中で、それ以外のことに集中することが

難しくなります。

毎日の生活のすべては、この摂食障害という病気、考え方に

支配されたものとなります。

そうすると、規則正しい生活ができない、

仕事や勉強に手がつかない、

人付き合いが悪くなる、

食べ物が関わる場面を特に避けたくなる、

なかなか人には言えない、

でも、自分の意志でどうにかできるはず、と自分を責める、

自分の価値が、体重の数や食べ物によって、左右されるようになる、

など。

そんな考え方なら、自分で変えればいいじゃない??と思われるかもしれません。

それが、それが、本当に大変なことなのです。

それが簡単にできるなら、

こんなに世界中で、多くの方々が、苦しんだりはしないでしょう。

でも、そこに、自分の出来なさ、というものが、

付きまとうのです。

だから、なおさら、ややこしくなるのです。

 

そして、その周囲の人々、ご家族、ご両親、お友達は、

思い切り、思い切り、巻き込まれます。

摂食障害という行動を、病気として正しい理解を持てないと、

なおさら、なおさら、混乱し、

ただのわがままなのではないか、

もっともっと厳しくしないといけないのではないか、

ただ、食べることを強要すれば、それでいいのではないか、

ただ食べさせないようにすれば、

ただ過剰な運動をさせないようにすれば、

ただ嘔吐や下剤を使わないようにさせれば、

こんな簡単なことが、

どうして、この人はできないのだろうか。

そして、どうして自分のいうことを、

素直にその人は聞いてくれないのか、と

腹立たしくもあり、理解不能でもあり、

自分の無力さを見せつけられることでもあり、

まあ、最終的には、自分の手には負えない、と

思えてしまうでしょう。

そうすると、自分では対処できないので、

相手のせいにする。

その人が、勝手にやっている、

せっかく助けてあげようとしていても、

聞く耳をもたない・・。

もういい加減にしろ・・という具合。

 

思い当たることはないでしょうか??

 

たとえば、ご家族に糖尿病の患者さんがいらしたら、

たとえ、食べ過ぎてしまって、血糖値が上がってしまっても、

薬、あるいは、注射という治療法があるのです。

もしも、今のことを人々が、本当に簡単にできるなら、

糖尿病指導、管理、教育入院などは、

必要ないでしょう。

糖尿病の人たちは、だれでも、簡単に、

症状をコントロールできていいはずなのです。

決められた量の食べ物を、

決められた時間に食べて、

決められただけの運動をして、

避けた方がいい食べ物は、なるべく食べないようにして、

しっかり血糖値のコントロールをする。

簡単でしょ?

 

でも、国をあげて、糖尿病管理に躍起になっている。

どうして、糖尿病で、自分のコントロールができないと、

受け入れられて、

摂食障害でできないと、

わがままといわれるのでしょうか?

糖尿病や他の病気と同じように、

摂食障害の人たち、また周りの人たちにも、

多大な影響が出てくるのです。

健康上の問題も、精神的な問題も・・。

 

だから、きちんとした啓蒙、教育、理解、が必要だと思うのです。

ご本人にも、

そしてそれに巻き込まれる周囲の人たちにも、

多大な援助が必要なのです。

ご家族のせいなんかではなく、

ご家族も患者さんと同様、

同じくらいサポートを受けることが必要なんです。

 

 

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